なんとなくの開業が生む危険性
「なんとなく」で始めない!
自分軸を持ってサロンを作る大切さをお伝えしていきます、
「会社を辞めて自由になりたい」「自分で好きなように働きたい」…独立を考えるきっかけは人それぞれですが、実際にフリーランスや自宅サロンを開業するときに一番大事なのは、「何となくやってみよう」じゃなくて、「自分がどうなりたいか」をしっかり考えることなんです。
はじめにビジョンやコンセプトをきちんと描かないと、集客も思うようにいかなくなってしまったり、結果的にサロンを続けるのが難しくなってしまうこともあります。つまり、開業の準備は技術だけではなく、まずは「自分がどんなサロンを作りたいのか?」「そのサロンでどんな風にお客様に喜んでもらいたいか?」という自分の「軸」を考えることからスタートするのが大切なんです。
技術だけじゃなく、経営者としての目線も大事!
「サロン開業したからには、技術さえあれば大丈夫!」と思うかもしれませんが、実はそれだけではうまくいかないことが多いんです。フリーランスや自宅サロンのオーナーとしてやっていくなら、経営の視点も身につける必要があります。集客の仕方、お金の管理、お客様の対応なども自分で全部やることになるので、「一人の経営者」としての意識がとても大切になってきます。
たとえば、ただ技術を磨くだけでなく、どんなお客様に来てほしいのかをイメージしながらメニューや価格を設定したり、SNSでの発信方法を工夫したりと、経営者としてやるべきことは実はたくさんあるんです。こうした「お店を動かす力」があると、サロンが安定して長く愛される存在に育っていきます。
ネイルサロンの廃業率は、開業後1年以内で60%、3年以内で90%、10年以内で95%といわれています。美容業界は厳しい環境で、生き残るには苦労が必要です。
「10年後の自分」をイメージすることがカギ
独立して働くと、どうしても目の前のことに必死になりがちです。でも、自分のサロンを本気で成功させたいなら、もっと長期的な視点も持ってみてください。
例えば「10年後、どんな働き方をしたいか?」とか、「どんなお客様に支持されているサロンでありたいか?」を考えてみるんです。
たとえば、「子育てしながら週3日くらいで働きたい」「将来的にはスタッフを雇って自分も少し余裕を持って働きたい」など、理想が描けると、今すべきことも変わってきます。「自分の未来に向けて、今頑張るんだ!」と思えたら、きっと毎日の努力も楽しくなるはずです!
ずっと成長し続けることが、サロンと自分を強くする
独立したあとは、あなたが「経営者」でもあり「施術者」でもあり、すべての役割をこなしていくことになります。だからこそ、技術や知識を磨き続けることがとても大事。今の流行を取り入れるのはもちろん、お金の管理やお客様との信頼関係の築き方など、幅広い知識を持つことで、サロンもあなた自身も成長し続けることができます。
自分が成長すると、サロンも自然と成長していくものです。例えば、時間を管理する力や、予約をうまく調整する力、さらにお金の使い方も学ぶことで、サロンの質がどんどん上がっていきます。
最後に
フリーランスや自宅サロンで働くことは、自由であると同時に大きな責任が伴います。サロンを作るということは、あなた自身の人生の一部を形にすることです。だからこそ「どんなサロンにしたいのか?」をしっかり考えて、長く愛される場所を作っていってください。自分軸を持ち、自分らしいサロンを作り上げることで、お客様にも「ここに来てよかった!」と思ってもらえる場所にきっとなるはずです。