学ぶ=真似る
こんにちは!今日は「学ぶこと」と「真似ること」についてお話ししたいと思います。
真似ることで自分らしさが見えてくるはずです。
特にネイルの技術を学び始めたばかりの生徒さんの中には、「人のデザインを真似するのってどうなんだろう?」と少し躊躇してしまう方もいますよね。でも、学びの第一歩として「とことん真似ること」には、とても大切な意味があるんです。真似ることで自分らしさが見えてくると思っています。
真似ること=学ぶこと
新しい技術やデザインを学ぶとき、初めから「自分だけのオリジナルを作りたい」と思う方もいるかもしれません。でも、いきなりオリジナルを追い求めるよりも、まずは素晴らしいデザインやテクニックをとことん真似して、基礎をしっかり身につけることが、成長には不可欠なんです。真似ることを通じて、色使いやバランス、テクニックを自然と体得できるようになりますし、その経験がベースになって、やがてオリジナルを生み出せる力がついてきます。
真似するうちに、「ここに自分らしさを入れたらどうだろう?」という気持ちが湧いてきて、少しずつ自分だけのスタイルが形作られていきます。つまり、最初は真似て学ぶことで、自分の色が見つかっていくんです。
ネイルアーティストの2つの側面:「アーティスト」と「職人」
ネイルアーティストには、実は2つの側面があると私は考えています。一つは、「アーティスト」としてオリジナリティを表現する側面。もう一つは「職人」として高い再現性を求められる側面です。
アーティストとしての側面では、デザインの自由さや独創性が求められ、見たことのない新しいものを生み出す力が必要です。この力は、経験や知識が積み重なることで培われていきます。
一方、職人としての側面では、まずは「真似る」ことでその技術や再現性を高めることが求められます。お客様の「これがしたい!」という希望を忠実に形にできる力が必要であり、そのためにもベースとなる技術を真似て磨くことがとても大切なのです。この「真似て身につける力」があるからこそ、デザインの再現性が高まり、結果的に信頼を得ることができるようになるんです。
真似ることに抵抗があるとき
もちろん、「他の人のデザインを真似してもいいの?」と疑問を持つ気持ちもよくわかります。でも、ネイルを学ぶプロセスにおいては、真似ることがスキルを磨くための最短の近道なんです。真似たものを自分の手で何度も再現していくと、不思議なことに少しずつ自分らしさが出てくる瞬間がやってきます。色やパターンの選び方、細部の工夫など、自分なりの「こだわり」が生まれ、それがあなたらしさとして作品に表れてきます。
真似ることは、自分の技術の基盤をつくるための大事なステップ。その過程を大切にしていくと、結果的にあなたのオリジナルが輝くようになるんです。
最初は真似る、そして自分らしさを作る
ですので、「真似ること=学ぶこと」と考え、まずは他のデザインを忠実に再現することに集中してみてください。そのうち、「こうするともっと素敵かも」というアイデアが自然と湧き出てきます。オリジナルを目指すことも大切ですが、その一歩前にある「真似る」プロセスが、ネイルアーティストとしての基礎をしっかり築き、やがて独自のスタイルを生み出すための原動力となるんです。
真似ることを恐れず、むしろ「学びの宝庫」として取り組んでくださいね。あなたの努力と経験が、やがてかけがえのない「あなたらしいデザイン」を作り上げていくはずです!