亀裂補強(イレギュラー対応)
亀裂補強や自爪が折れて長さだしをして欲しいなど、、、、
サロンワークではイレギュラー対応は日常茶飯事
イレギュラー対応の仕方についてお話ししていきます。
イレギュラー対応について
お客様の予約枠は、亀裂5本、長さ出し3本までは「1時間半」にしています。
長さだし5本以上は+30分の「計2時間」!!
1、イレギュラー対応していくとだんだん時間が伸びていきます。
2、予約枠は決まってい流ので、今度はアートの時間が短くなってしまいます。
3、アートの時間を短くしてしまうと何が起きるでしょうか???
それは売り上げに関わってきます。
アートをするから単価が上がるってサロンも多いです。
4、安心のために予約枠を伸ばすようになってきます。
※こうしなくていいようにしていかないと
・お客様の数がこなせなくなったり
・30分の伸ばしたからと言ってお客様から多く料金をいただけるかというと
そう変わらなくなってきます。
<しっかり予約枠に収めるために>
・マシーンで削る時間を短縮したり
・事前に何本の亀裂や長さだしがどのくらいあるのか予約の段階で確認しておく
ことが大事です。
亀裂補強・グルー補強
まずは簡単なグルー補強です。
亀裂を補強というよりは亀裂を塞ぐ止めると言った感じになります。
ネイルケアやマニキュアを楽しんでる人におすすめの
簡単な亀裂補強の方法です。
グルー補強に必要なもの
■グルー
■アクティベーター(グルーを早く乾かす速乾剤)
■スポンジファイル
グルーで補強する手順
1、まずは亀裂部分を軽くグルーで留めます。
2、アクティベーターあれば使ってもOKです。
3、グルーが乾いたら、横から見て、凹んでいるところがあればそこにグルーを足してもOK。
4、グルーを塗って乾いたら表面の形を整えます。
凸凹が多ければファイルで整えてからスポンジバッファで磨いてください。
もともと凸凹があまりなければスポンジバッファのみでもOKですよ。
磨いたら完成です!
グルーでの応急処置はマニキュアの際にに使える技術です。
亀裂補強・シルク補強
薄い紙のようなシルクやファイバーでできた素材を亀裂の上に貼って、ジェルで固めることにより、亀裂を補強するというものです。
シルク補強に必要なもの
■シルク
■ベースジェル
■スカルプジェル
では必要なものが分かったところでシルクラップで亀裂を補強する方法を見ていきましょう。
シルクで補強する手順
1、まずは亀裂部分をベースジェルをしみ混ませるようにして留めます。
2、硬化後シルクを貼るためにシルクをカットしていきます。
まず爪の横幅にシルクを合わせてサイズをはかります。亀裂よりも奥側ではかってください。
サイズがはかれたらシルクを切ります。
3、シルクを切ったら爪に貼る部分を触らないようにピンセットでもち、亀裂をカバーするようにシルクを貼ります。
ビニール等でシルクの上を擦るように空気を抜き爪と密着させましょう。
4、密着させたらベースジェルをシルクに塗っていきます。
シルクだけではなく、少し奥側から塗ってください。
5、硬化後、ベースジェルを全体に乗せ硬化。
6、その後スカルプジェルなどで全体カバーをすると完成です!
グルーで応急処置するだけよりも強いので、多少の衝撃には耐えられます。
この上からジェルネイルのカラーを塗っても大丈夫です。
以上、ネイルの亀裂を補強するシルクをご紹介しました。
亀裂の補強で最も強いのはアクリル(スカルプチュア)なのですがこれは専門の知識や技術が必要で、
間違った取り扱い方をすると危険なのでまずはシルク補強から試してみてください。
亀裂補強・アクリル補強
爪に亀裂が入ってしまったとき直す方法は色々みてきましたが、
その中でも一番強度があるのがアクリル(スカルプチュア)です。
実際に亀裂が入ってしまったとき、どうやってアクリルで直すのかその手順をご紹介。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
アクリル補強に必要なもの
■アクリルパウダー
アクリルモノマーを含ませた筆で取ることによって固まるアクリルパウダーです。亀裂用であればクリアやピンク、ナチュラルと言った自爪に近い色がオススメ
■アクリルモノマー(アクリルリキッド)
アクリルパウダーを硬化させるために必要なアクリルモノマー。アクリルパウダーと同じメーカーのものを選びましょう。
■スカルプチュア用筆
アクリルモノマーを含ませてアクリルパウダーを取り、形を作る筆。ジェル用ではなく必ずスカルプチュア用が必要になります。
■プレプライマー
アクリル(スカルプチュア)は爪に水分や油分が残ったままだと持ちが悪くなり、場合によってはグローンネイルになる可能性もあります。必ず爪の水分と油分を除去するプレプライマーを使いましょう。
■プライマー
アクリルの密着を良くするために必要なプライマー。
■ネイルマシーン
形を整える際に必要です。目の粗さで種類がありますが、スモールバレルMまたはFが使い勝手がよくオススメです。
アクリルで補強する手順
1、ジェルをオフする
まずはジェルが付いていればオフしていきましょう
ジェルが付いていなければ、ファイルを使って爪の表面を削り傷をつけていきます(アクリルの密着を良くするため)。
ここに亀裂が入っています。
2、プレプライマーを塗る
プレプライマーを塗って爪の水分と油分を除去しましょう。
アクリル(スカルプチュア)は爪に水分や油分が残ったままだと持ちが悪くなり、場合によってはグリーンネイルになる可能性もあります。必ず爪の水分と油分を除去するプレプライマーを使いましょう。
3、プライマーを塗る
プライマーを塗ります。プライマーは爪の表面を溶かしアクリルの密着を良くするためのものです
塗ったら乾くまで待ってくださいね。
4、アクリルを乗せる
アクリルを乗せていきます。まずはスカルプチュア用の筆にアクリルモノマーを浸し、それから筆先でアクリルパウダーを取ります。
爪の上に乗せ、亀裂部分だけでなく亀裂が入っていない反対側も均等にカバーしていきます。
アクリルと自爪の段差をなだらかにするため、境目にもう1回ゆるめのアクリルを乗せます。
5、ピンチを入れる
乗せ終わったら硬化が始まるまで待ちます。硬化が始まったら爪の両端を両親指で抑えて形を整えます。
6、表面と形を整える
完全に固まったらマシーンで削って形を整えていきます。
この上からジェルネイルを乗せることもできます。
亀裂を直す手順はYouTubeでも公開しています。
筆の使い方など動画の方がわかりやすいかと思うのでぜひチェックしてみてください。
亀裂を直すにはアクリルが一番強度がありジェルも乗せられるのでオススメになります。
ただし最初にも言った通り、アクリルは扱いが難しく使い方を間違えると危険なものですので、
ネイルの知識と技術を身につけて使いましょう。
ネイルを始めたばかりの方はアクリルよりも簡単なシルクラップがオススメです。